僕の好きなエンセファラルトス・ホリダス Encephalartos horridusを紹介したい

植物のお話。

今回は僕の大好きな植物の1つである、

Encephalartos horridus(エンセファラルトス・ホリダス)について書いていこうと思います。

ホリダスって?

日本ではザミア科オニソテツ属 ヒメオニソテツ(姫鬼蘇鉄)とよばれており、

ワシントン条約Ⅰ類の貴重種に登録されているので輸出、輸入にはCITES(南アフリカ国輸出許可証)及び日本国輸入許可書が必要となっています。

地中に半ば埋まったパイナップルのような幹から枝が伸び、葉はワックスと呼ばれるうっすら白くコーティングされた様になっていて、シルバーブルーの色で鋭いトゲのある美しい硬い葉を持ちます。

ホリダスの葉は本当に美しいです。

希少種に指定されており人気ですが流通量が少なく、取引額もかなり高額なために、なかなか手に入りにくい品種です。

育て方

比較的強い植物で、強い光を好みます。

水はけの良い土に植え、春から夏は用土が乾いたら水をたっぷりやり、秋から冬は水を控えめにします。

成長は遅く、生息地が気温差がある地域なので温度差にも強いと言われています

さすがに気温が氷点下になる所や霜には弱いのでそこは注意が必要です。

また、ホリダスには雌、雄があるようです。

子株が吹くこともあるので、カキコで増やすことも出来ます。

入手の経緯

僕がホリダスを入手したのは2年前程。

Instagramで見かけたホリダスのカッコ良さに惹かれて購入を決意。

しかしホリダスは高い。

10万円を超えることも。

手が出ない。

でも欲しい。

そこで見つけたのが信州西沢サボテン園さん。

サボテン・多肉植物・蘇鉄類を中心に、実生から輸入品まで幅広く取り扱っている業者さんです。

ホリダスも小さいものから大きめなものまであるので、価格にも幅があり、選びやすいです。

僕は小さく買って大きく育てる作戦にしました。

質問フォームから質問して、購入。

届いたホリダスがこちら。

2年前の写真

届いてからはまんまるホリダスにしたくて、よく日光浴させています。

フラッシュって何だ?

葉と葉の間のつまった綺麗な葉にして行きたいので、昨年は古い葉を剪定しました。

剪定しただけで絵になる葉。

蘇鉄の世界では新葉が展開することを『フラッシュ』と言うそうです。

僕は全くわからず、ハニーフラッシュしか知りませんでした。

それはさておき。

このフラッシュした葉をしっかりと日光に当てることで、詰まった美しい葉の形ができます。

こちらが昨年のフラッシュの様子。

葉の中心からニョキニョキ出てきて、

昨年は2本の葉がフラッシュしました。

徐々にに伸びてきて、しっかりしたホリダスの葉の感じになります。

出て来たばかりのセミみたい。

葉と葉の間がしっかり詰まっていいかんじです。

何日かすると、しっかりシルバーブルーの美しい葉になります。

カールした枝?葉?と、葉のうねりがいいかんじです。

植え替えは根っこがしっかりしているから大きな鉢が必要

ホリダスは見た目はかわいらしいですが、根っこは結構しっかりしていて、植え替えは深さのある大きな鉢でないと出来ません。

昨年植え替えした際に写真撮っておけば良かった。

今回は画像無いですが。次回。笑

ほとんどマンドラゴラか、ニンジンみたいな太い部分があって、鉢を小さくすることができません。

こちらは植え替えを行った後の写真。

結構深さのある鉢になってしまいました。

これはこれで良いかなと思いますが、素敵な鉢を探してまた植え替えを楽しみたいと思います。

登録票が必要。

エンセファラルトスの所有に関しては、希少植物ですので、国に届出をして登録票の発行をしてもらわないといけません。

以下が環境省の文面です。

国際希少野生動植物種のうちワシントン条約附属書Iに掲げられた種に関する個体等については、商業的取引が可能なものと不可能なものを区別するため、登録によって当該個体等であることを確認できるようにした上で国内での商業目的の流通を認めており、登録された個体等については、譲渡し等に係る許可が不要となります。

国際希少野生動植物種の
登録について

ちょっとわかりにくいですが、珍しい植物はワシントン条約で販売や取引に規制がかかっているので、国に登録しておかないと販売したり、譲ったりしてはいけませんよ。

てことだと思います。

基本的に登録してあるのが前提としてあるので、購入者は種の保存法により、個体の譲り受け後は30日以内に譲受けの届出が必要となります。

届出はWebから無料で行えますから、そこまで手間もかかりません。

詳しくは自然環境研究センターのHPで確認してみてください。

まとめ

植物界のロールスロイスと言う人がいるほど、ホリダスはかっこよくて、美しい植物です。

蘇鉄と聞くと多肉植物という括りを超えてるようでなんだか敷居が高い様な気がしますがそんなことないと思います。

好きなものが近くにあると、テンション上がって生活にハリが出るってもんです。

まだ人間の居なかった恐竜時代から変わらず存在していたと言われる植物に、ロマンを感じてしまいます。

長い長い付き合いをしていきたいものです。

いいですよー。

ホリダス。

コメント

タイトルとURLをコピーしました