亀甲竜の種を蒔いた話。

植物のお話。

去年から蒔いている亀甲竜。今年も蒔きました。

亀甲竜ってどんな植物?

うちのはすこーし割れてきました。

 亀甲竜(ディオスコレア エレファンティペス)は南アフリカ原産の植物。塊茎や塊根を持つディオスコレア(ヤマノイモ属の植物)のひとつです。亀甲竜は半球形の塊茎を持ち、その名のとおり、表面がまるで亀の甲羅のように割れていきます。

ハート型の葉っぱをつける冬型の塊根植物です。大型の物は塊根部がバキバキに割れていて、本当にカッコいいです。

アフリカとメキシコ

亀甲竜にはアフリカ亀甲竜とメキシコ亀甲竜があります。


冬型のアフリカ亀甲竜に対して、夏に成長して冬休眠するタイプの亀甲竜がメキシコ亀甲竜です。

メキシコ亀甲竜はディオスコレア・マクロスタチアと呼ばれています。

この2つの見分け方は、


アフリカ亀甲竜は春から初夏くらいに葉っぱが黄色くなって落ちていき、秋頃にまた新しい蔓が伸びてきます。

一方メキシコ亀甲竜は、その逆で、春から夏頃に新しい蔓を伸ばすか、または年中茂っていてあまり葉を落とさない場合もあります。

また、アフリカ亀甲竜は塊根部が丸いフォルムをしており、メキシコ亀甲竜の塊根部は比較的平べったいものが多いようです。

葉っぱも、アフリカ亀甲竜は丸っぽいフォルムの小さめなハート型。


メキシコ亀甲竜は若干縦長で先の尖った、やや大きめのハート型です。

わかりにくっ!!

種の購入。

今回は亀甲竜50粒。他にもいくつか購入しましたがそれまた今度にでも。

今回もseed stockさんで種の購入を行いました。注文してから数日で届きます。

こちらが亀甲竜の種。

亀甲竜の種はひらべったく、ひらひらした羽根のようなものがついています。

種の下処理

種を蒔くにあたっては発芽率を上げたいので下処理をしています。

まずはメネデール。本当にお世話になってます。これでメネデール水を作ります。

水150mlに対してメネデール1.5ml

そしてカビ発生の予防にダコニール。こちらを一滴たらしてよく混ぜます。

これで発芽用メネデール水完成です。

こちらに種を入れて半日から1日漬け込み、種を蒔いていきます。

植える!!

メネデール水への漬け込みが終了したら、実際に植えていきます。

その際ピンセットで優しく持ち上げて植えます。

亀甲竜は羽の部分を上にして、用土に刺すように植えるといいみたいです。

用土は今回も赤玉土オンリーです。

全てぶっ刺し終わっ・・・

いや、全て植え終わったら、腰水管理していきます。

温度は15-25℃前後で良く動きます。

冬型の塊根植物に分類されていますが、真夏に休眠するくらいでほとんど休眠しません。

発芽までは大体1-4週間くらいかかるので、気長に待ちます。

発芽確認。

芽がでとる。

1週間程して最初の発芽が確認されました。

風や水遣りの仕方のせいで土に半分刺すようにしていた種は出て来てしまっているものもありますが、そこまで気にしなくていいでしょう。

塊根部が形成されたら土で覆う

ある程度塊根部が形成されてきたら、土で塊根部を埋めてあげましょう。

そうすることで塊根部の成長を促すことができるそうです。

観賞用に露出させているだけで、現地では塊根部は土の中に埋まっているんだそうです。

こちらは昨年の実生たち

また経過はこちらで報告していきたいと思います。

この記事を書いた人
takefor

植物が好きで南国の方でゆるーく育てています。サラリーマンです。毎日帰宅後せっせと世話をしております。
いつか自分の好きな植物や物に囲まれて生活するのが夢です。スポーツやファッション、ガジェット系も好きです。

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